マリオット・インターナショナル画像

マリオット・インターナショナルとは?グループ系列ホテルのブランド種類など

人気のマリオット系列ホテル

世界展開する巨大ホテルチェーン

マリオット・インターナショナルとは、世界各国で様々なブランドのホテルの運営を行う多国籍企業で「マリオットグループ」や「マリオットチェーン」と表現されることもある。

世界最大のホテルチェーンで本拠地はアメリカにある。

世界ホテル5大チェーンの軒数TOP1

世界ホテル5大チェーンの軒数TOP1

経済紙などで世界4大ホテルチェーンと紹介されることが多いが、海外ホテルjpでは「ハイアット」を加えた5大ホテルチェーンとして取り扱う。

他の3大チェーンは「ヒルトン」「IHG」「アコー」。

マリオットはこの中でホテル数(プロパティ)が一番多い。

世界ホテル5大チェーン比較

チェーン名 国と地域 ホテル数 ブランド数 本拠地
マリオット 139 8,000軒以上 31 アメリカ
ヒルトン 123 7,000軒以上 18 アメリカ
IHG 100 6,000軒以上 17 イギリス
ハイアット 40 1,000軒以上 12 アメリカ
アコー 110 5,000軒以上 44 フランス

スターウッドホテルズ(SPG)を買収で拡大

スターウッドホテルズ(SPG)を買収で拡大

2016年4月に同じアメリカの巨大ホテルチェーン「スターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイド」を買収。

世界最大のホテルチェーンとなる。

スターウッドはクレジットカードを含め日本で人気だったため、ファンがそのまま移行した形となった。

スターウッドには「ウェスティン」や「シェラトン」といった日本で展開するブランドがあり、旧スターウッドブランドとして表記されることもある。

会員ステイタス制度 マリオットボンヴォイ

会員ステイタス制度 マリオットボンヴォイ

無料で会員になれる。

年間宿泊数が多くなるとステイタスが獲得できる。

ステイタスは6つあり、クラブラウンジの利用など様々な特典が受けられる。

  • 会員(平会員)
  • シルバーエリート
  • ゴールドエリート
  • プラチナエリート
  • チタンエリート
  • アンバサダーエリート

クラブマリオット

クラブマリオット

会員ステイタスであるマリオットボンヴォイとは別のサービス、有料の会員パッケージ。

35,000-75,000円の料金を払うことによって参加ホテルの宿泊代金が20%オフになるなどの特典とバウチャーが貰える。

特定のマリオット加盟ホテルに何度も宿泊やレストランを利用する人におすすめの会員制度。

2024年4月にローンチされたClub Marriott Japan(クラブ マリオット ジャパン)の参加ホテルは下記のホテルとなっている。

クラブマリオット ジャパン対象ホテル

  • アロフト大阪堂島
  • アロフト東京銀座
  • コートヤード・バイ・マリオット名古屋
  • コートヤード・バイ・マリオット大阪本町
  • コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション
  • フォーポイント バイ シェラトン名古屋 中部国際空港
  • チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル
  • JWマリオット・ホテル奈良
  • 軽井沢マリオットホテル
  • モクシー大阪本町
  • シェラトングランドホテル広島
  • シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
  • ウェスティンホテル仙台
  • ウェスティンホテル東京
  • ウェスティンホテル横浜
  • 東京マリオットホテル
  • シェラトン鹿児島

運営ブランド

ホテルチェーンではアコーホテルズに次ぐ、30以上のブランドを展開している。

※アコーホテルは40以上。

サービスのレベルによって大きく「ラグジュアリー」「プレミアム」「セレクト」「長期滞在」のカテゴリがある。

ラグジュアリー

「リッツカールトン」及び「セントレジス」はフォーシーズンズ、マンダリンオリエンタル、ペニンシュラ、パークハイアット(ハイアット系列)、ウォルドーフ・アストリア(ヒルトン系列)、ローズウッドなどが他者の競合ブランド

ザ・リッツ・カールトン

マリオットインターナショナル傘下のブランドでは特別な存在。

日本でも高級ホテルの代名詞というほど人気と知名度がある。

世界で100軒以上のホテルがある。

国内では大阪が最初に開業、のちに東京、京都、大阪、沖縄、日光、ニセコ、福岡がオープンしている。

北海道ニセコの「東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ」はリッツ・カールトン・リザーブ ブランドでマリオットボンヴォイには参加していない。

セザールリッツが開業したパリの「オテル リッツ」やロンドン、マドリードの「ホテルリッツ」は関係がなく、名前とコンセプトを引き継いでいるチェーンとなっている。

おすすめはリーズナブルな価格が魅力の「リッツカールトン クアラルンプール」。

セントレジス

旧SPGの最高級ブランド。

世界で60軒以上のホテルがある。

バトラーサービスが特徴。

日本では大阪のみの展開。

創業家のアスター卿が、ウォルドーフ・アストリア(ヒルトン系列)の姉妹ホテルとしてニューヨークに開業したのが「セントレジス」ブランドの始まりというのが面白い。

このホテルブランドにクラブラウンジはない。

JWマリオット

創業者のジョン・ウィラード・マリオットの頭文字が由来のホテルブランド。

世界で90軒以上のホテルがある。

日本では奈良に続き「JWマリオット・ホテル東京」が2024年開業。シャングリ・ラ、コンラッド(ヒルトン系列)、フェアモント(アコー系列)、グランドハイアット(ハイアット系列)と競合。

Wホテル

旧SPGのブティックホテルブランド。

世界で70軒以上のホテルがある。

日本では大阪のみの展開。

奇抜なデザインの高級ホテルは少ないので一部の層に人気がある。

このホテルブランドにクラブラウンジはない。

ラグジュアリーコレクション

旧SPGのセレクトホテルブランド。

世界で100軒以上のホテルがある。

日本では京都のホテル・ザ・三井、翠嵐、奈良の紫翠、沖縄宮古島のイラフ SUI、東京のプリンスホテル系列のザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町がある。

他に日本人に人気のハワイのロイヤルハワイアン、タイバンコクのアテネホテル、シェラトンブランドながらラグジュアリーコレクションのシェラトングランド・スクンビットがある。

エディション

世界で30軒以上のホテルがある。

日本では東京に2軒あり、同一都市で2軒あるのは珍しい。

アンダーズ(ハイアット系列)、ハイアットセントリック(ハイアット系列)、キャノピー(ヒルトン系列)などが競合。

このホテルブランドにクラブラウンジはない。

リッツ・カールトン・リザーブ

リッツ・カールトンブランドの中でも更に最上級のホテルブランド。

世界に数軒しかない。

そのうち一つが日本の北海道ニセコの「東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ」。

このブランドは会員制度のマリオットボンヴォイに参加していないので注意が必要。

ブルガリ ホテルズ & リゾーツ

ジュエリーブランド、ブルガリとのコラボレーションブランド。

世界に10軒程しかない。

東京に1軒あるので日本人にもお馴染みのブランド。

プレミアム

マリオットホテル

マリオットの旗艦ブランド。

世界で600軒程のホテルがある。

半数はアメリカ国内。

日本でも10軒程度と多く展開。

国内の半数は森トラスト・ホテルズ&リゾーツが運営する新規開業及びラフォーレからリブランドしたホテル。

インターコンチネンタル、グランドハイアット、ヒルトンホテルなどが競合ブランド。

ウェスティン

旧SPGの日本人に馴染みのある人気ブランド。

世界で250軒以上のホテルがある。

半数はアメリカ国内。

日本には6軒ある。

ハワイのモアナサーフライダーは以前シェラトンブランドだったが、ウェスティンブランドへリブランドしている。

インターコンチネンタル、グランドハイアット、ヒルトンホテルなどが競合ブランド。

シェラトン

旧SPGの日本人に馴染みのある人気ブランド。

世界で400軒以上のホテルがある。

上級ブランド「シェラトン・グランド(グランデ)」や姉妹ブランドで低価格の「フォーポイント・バイ・シェラトン」もある。

日本では8軒(シェラトン・グランド(グランデ)含む)あり東京ディズニーリゾートにもある。

ハワイのシェラトン・ワイキキは日本の会社がオーナー。

インターコンチネンタル、ハイアットリージェンシー、ヒルトンホテルなどが競合ブランド。

ルネッサンス

世界で200軒以上のホテルがある。

日本では沖縄に1軒ある。

以前、札幌にもあったがリブランドしている。

競合ブランドはキンプトン(IHG系列)、ハイアットリージェンシーなど。

ル・メリディアン

旧SPGのホテルブランド。

世界で100軒以上のホテルがある。

「ル・ロイヤル・メリディアン」という上位ブランドもある。

日本でも以前はあったが、現在はリブランドして撤退している。

キンプトン(IHG系列)、ハイアットリージェンシーなど。

デルタホテル・バイ・マリオット

カナダ発祥の高級ホテルブランド。

世界で130軒以上のホテルがある。

日本人には馴染みがないブランド。

ダブルツリー(ヒルトン系列)、クラウンプラザ(IHG系列)と競合する。

オートグラフ コレクション

地元の独自ブランドホテルが加盟するコレクション。

世界で300軒以上のホテルが加盟。

日本では西武グループのプリンスホテルとのダブルブランドのホテルが2軒。

JR東日本のメズム、JR西日本の大阪ステーションホテル、その他名古屋のTIADなど人気ホテルが揃っている。

キュリオ・コレクションbyヒルトン、リーディングホテルズオブザワールド、プリファードホテルと競合。

デザインホテル

オートグラフコレクションより小規模なホテルが加盟するコレクション。

世界で300軒以上のホテルが加盟。

日本は京都のGenji Kyoto 源氏京都が加盟している。

タペストリー・コレクション(ヒルトン系列)と競合。

トリビュートポートフォリオ

旧SPGのホテルブランド。

世界で60軒以上のホテルが加盟するコレクション。

日本ではチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルの1軒がある。

MGMコレクション

ラスベガスなどカジノリゾートを運営するMGMが2024年マリオットと提携。

マリオットボンヴォイのサービスが受けられるようになった。

セレクト

コートヤード・バイ・マリオット

世界で1300軒以上のホテルがあるマリオットでも最も軒数の多いブランドのひとつ。

日本でも多数展開しており、新規開業も含め10軒程度となる。

ヒルトンガーデンイン(ヒルトン系列)、ハイアットプレイス(ハイアット系列)、ホリデイイン(IHG系列)が競合ブランド。

フォーポイント・バイ・シェラトン

旧SPGのホテルブランド。

シェラトンの廉価版、姉妹ブランド。

世界で300軒以上のホテルがある。

日本には函館があったがリブランドして、現在フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港の1軒のみ。

ヒルトンガーデンイン(ヒルトン系列)、ハイアットプレイス(ハイアット系列)、ホリデイイン(IHG系列)が競合ブランド。

このブランドにクラブラウンジはない。

アロフトホテル

旧SPGのホテルブランド。

Wホテルの廉価版、姉妹ブランド。

Wと同じくデザインが奇抜なブティックホテル。

世界で240軒以上のホテルがありアメリカ国内が170軒程度と多くを占める。

日本は東京銀座と大阪の2軒。

ヒルトンガーデンイン(ヒルトン系列)、ハイアットプレイス(ハイアット系列)、ホリデイイン(IHG系列)が競合ブランド。

このブランドにクラブラウンジはない。

ACホテル

世界で230軒以上のホテルがある。

半数はアメリカ国内。

日本には東京銀座の1軒のみ。

クアラルンプールのACホテルは価格がリーズナブルでプラチナ修業でも人気。

モクシー・ホテル

世界で150軒以上のホテルがある。

日本では大阪に2軒と京都、東京の4軒。

若者向けでバーがフロントになっている。

このブランドにクラブラウンジはない。

フェアフィールド・バイ・マリオット

世界で1300軒以上のホテルがあるマリオットでも最も軒数の多いブランドのひとつ。

日本では数軒を除き、積水ハウスの「Trip Base 道の駅プロジェクト」。

日本で展開しているマリオット系列ホテル約100軒のうち30%程度が道の駅プロジェクトのフェアフィールドと圧倒的軒数。

ホリデイインエクスプレス(IHG系列)が競合ブランド。

このブランドにレストランとクラブラウンジはない。

長期滞在

マリオット・エグゼクティブ・アパートメント

世界で40軒程度展開するマリオットの長期滞在向けサービスアパートメント。

タイのバンコクに4軒あり、日本人にも人気。

韓国ソウルに1軒、中国にも多数ある。

日本では展開していない。

競合ブランドはサービスアパートメントのオークウッド、サマーセット、シタディーンなどのアスコット系列。

このブランドにクラブラウンジはない。

エレメント・バイ・ウェスティン

旧SPGのホテルブランド。

世界で100軒以上のホテルがある。

ウェスティンの廉価版、姉妹ブランド。

長期滞在向け。

日本では展開していない。

このブランドにクラブラウンジはない。


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